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本会議質問要旨
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平成16年第二回定例会(6月議会)

《1》バリアフリー基本構想について

●田端駅の改修問題について

JRによれば、田端の駅舎を改修する計画があり、その際に、駅舎を三階建てにするか否かの打診を北区に行ってきているとの話がある。駅舎改修を核とした駅周辺の活性化は田端の長年にわたる悲願でもあり、田端駅舎を三階建てとして駅周辺活性化を図るべきである。

(区答弁)
田端駅についてですが、JR東日本は、田端駅の利用実態等を踏まえ、駅舎を三階にする必要性はないと判断しております。区としましても、田端駅への公共施設等の設置について様々な角度から検討を行ったところ、三階の床を確保することは費用等の面で難しいと判断しました。田端の高台と駅とのアクセスの重要性は深く認識しており、今後他の経路の検討を進めながら、駅周辺のバリアフリー化に努めてまいります。

駒込駅について

駒込駅の所在は豊島区であるが、同駅は北区民の利用率が高く、区としてもバリアフリー化に関わらなければならない。エレベーター等の早期設置も働きかけるべきである。

(区答弁)
駒込駅は区民も多く利用している駅であり、今後、豊島区が交通バリアフリー基本構想を策定する際には、北区も隣接区として積極的に関わっていきたいと考えています。なお、JRは本郷通りに面した駅構内に、エレベーターとエスカレーターの設置の検討を進めており、平成17年度完成予定と聞いています。今後、北区に面している東口のバリアフリー化についても、JRに申し入れてまいります。

《2》生活安全条例について

●防犯カメラの設置ガイドラインについて

区内での犯罪件数が増加しており、区の施策として防犯カメラ設置への補助を行っていくべきと考える。カメラ設置の取り扱い基準について、杉並区では条例が、東京都では要綱が制定されているが、北区ではどのような考えを持っているのか。また、生活安全推進協議会での現在の進捗状況はどのようになっているか。

(区答弁)
東京都では、東京都が直接設置、管理する防犯カメラを対象にして、取り扱い要綱を制定しています。また、杉並区では、商店街や大型店舗内などに設置するものまで対象範囲を拡げて、設置利用基準の届け出を義務づけるなどの内容を盛り込んだ条例を全国で初めて制定しました。先月開催された北区生活安全推進協議会におきまして、防犯カメラの運用基準に関する考え方についてご意見をお聞きしましたが、写される側のプライバシーや肖像権の問題などがあるため、北区におきましては、現段階では、条例で規定するよりも、要綱で取り扱いの基準を定めていくべきだという方向性が出されました。この推進協議会で出された方向性に従いまして、管理責任者の設置や責務、保管方法やデーターの取り扱いなどの規定を盛り込んだ要綱案を次回の生活安全推進協議会にお示しする予定になっております。  生活安全推進協議会の進捗状況についてですが、第一回目の協議会において、一六年度生活安全事業の進め方や防犯カメラの運用基準についてのご意見をお聞きし、警察、消防の現況についての説明、質疑が行われました。今後は、条例で規定された趣旨が生かされるような協議会の運用に努めてまいりたいと思います。

●マンションへの防犯カメラ設置について

中古マンションに対しても防犯カメラの設置補助対象にすべきだと思うが、区はどのように考えているか。また、マンションの管理組合は、防犯について十分なノウハウを持ち合わせていないのが現状であり、防犯対策を希望する管理組合の相談ができるような窓口機能を強化していくべきではないか。

(区答弁)
防犯カメラの補助対象を中古マンションに拡大すべきではないかというご提案ですが、新たな東京都の補助制度では、区の補助制度があることを前提として、商店街、町会、PTAなどを補助の対象にしておりますので、区としましても、当面は、同様の対象に対して、補助をしていきたいと考えております。  また、マンションの防犯に対する取り組みとしましては、7月に「マンションにおける防犯対策の重要ポイント」をテーマにして、分譲マンション管理セミナーを実施する予定です。また、隔月で実施しております分譲マンション無料相談会において、マンションに関する様々な課題についてマンション管理士による相談を受け付けております。このような場を活用いたしまして、今後も防犯に関するご相談にも応じてまいりたいと考えております。

《3》身近な行政サービス提供について

●民間の手法を活かしたマニュアル作りについて

いかに便利な施策があったとしても、多くの区民に知ってもらい、使われなければ意味がない。区民生活ガイド「わたしの便利帳」の趣旨をもう一段推し進めるべきである。現在のように淡々と制度が羅列されているものではなく、役所の持っている類型的ノウハウと、実際の利用者の動きを重ね合わせ、フローチャートや図を多用した制度紹介をするなど、民間のマニュアル作りの手法を活かした行政サービル利用マニュアルの作成を提案する。  

(区答弁)
ご指摘の通り、民間企業の創意工夫をしたマニュアルなどは大変使い勝手のよいものと認識しております。満足いく行政サービスの提供のためには、「区は何のサービスができる」という一方的な立場ではなく、「区民は何を必要とし、求めているサービスは何か」といった、常に区民の視点に立った対応が極めて大切であります。今後、区民の方に見やすくわかりやすいマニュアルの作成に努めてまいります。

●電子申請の導入について

インターネット上で一通りの手続き、行政サービス申請、すなわち電子申請などもできるようにし、忙しい方や若年層などを中心に、行政障壁を低くするべきである。

(区答弁)
電子申請サービスについては、来年一月から一部開始します。将来的には、様々な申請が可能となるよう、今後、取り組んでまいります。

 



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